公益社団法人 日本矯正歯科学会

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学会紹介

理事長挨拶

公益社団法人日本矯正歯科学会
理事長 清水典佳

理事長

平成28(2016)年2月29日に、公益社団法人日本矯正歯科学会の理事長を拝命致しました。伝統ある本学会理事長を拝命し大変光栄に存じますが、同時に責任の重さを痛感しております。

日本矯正歯科学会は1926年10月に創立され、90年の長期に渡り日本の歯科矯正学および歯科矯正治療の進歩、発展に貢献してまいりました。現在日本各地の矯正歯科医を中心に6500名ほどの会員で構成され、矯正専門分野の中で最大の学会に発展しました。さらに、2012年12月には一般社団法人から公益社団法人に移行し、大きな社会的責任を担う学会となり、一層国民の口腔健康の保持、増進を推進する役割を担うことになりました。

本学会の目的は歯科矯正学に関する学理とその臨床応用についての研究発表、知識の交換、国内外の学会との連携協力等を行い、歯科矯正学の進歩普及、学術の発展ならびに国民の口腔衛生の向上に寄与することとあります。その目的達成のために学術大会の開催、機関誌の発行、教育・研究の推進、医療・保険制度に関する諸問題の検討、認定医・指導医・専門医の認定、国際的な研究協力などの事業を行っております。

歯科矯正治療は、不正咬合患者自身の顎や歯を再構築し、口腔や顔面の正常な機能、形態や審美性を回復する治療であり、その多くは保険外の自由診療です。しかし、唇顎口蓋裂、先天的な多数歯欠損、顎の成長異常などに起因して不正咬合が発現している場合には保険診療が可能であり、その診療範囲が徐々に拡大していることは会員の皆様ご承知の通りです。学会としては歯科矯正治療を少しでも国民の身近な医療とするために、今後も歯科矯正保険診療の範囲について検討していきたいと考えております。また、医療の世界では様々な新技術が開発され、臨床試験等を経て診療に導入されております。矯正歯科治療においても有効な技術を開発し、関係法律に則り安全・安心を担保した上で診療に導入していくことで、良質な矯正歯科医療を提供していきたいと考えております。

一方、2020年には、第9回国際矯正歯科会議世界大会(The 9th International Orthodontic Congress)が横浜で開催されることが決定し、国際渉外委員会を中心に鋭意準備を進めております。アジアで初めて開催される本会議を日本に招致できたことは、日本の矯正歯科医療が国際的にも高く評価されていることを示しているものと思います。しっかりした準備のもと、本会議を成功させ日本の矯正歯科医療を世界に発信したいと考えております。

学会活動を通して国民から信頼される矯正歯科医の育成と、良質な歯科矯正医療を提供できる環境づくりために、役員一同全力で取り組んで参りますので、会員皆様のご支援並びにご協力のほどよろしくお願い申し上げます。